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仕事探しは大変

8月になった。この間まで満開の桜の下でベンチに座って暗い顔をしていたのに、気がついたら熱気で外に出られないほど暑い季節になったのだから驚く。


続・パンデミック世界、どころか感染者はあっという間にどんどん増えて都内一日の新規感染者数は4000人に達しそうな勢いだ。あくまでPCR検査が限定的にしか受けられない状況で、これは発表されている数字だから、実際の数はもっと多いはず。


パンデミックの影響で正規雇用も長期雇用も保証されていない状態で上京してきたけれど、やっぱり会社の業績は戻らないどころかオリンピックの影響で悪化している。残念ながら正規雇用への道は相変わらずかたく閉ざされた状況だ。


それも上京当初から想定していたことで、それを念頭に就職活動を続けてきた。実際やってみるとすごく心の折れる作業だ。


書類選考が通り、面接を受け次のステップに進んだと喜んでいたら落とされることなんでザラだし、昨日受けた面接にいたっては面接後10分で採用見送りの連絡がきた。嫌がらせなのかな?


前回の派遣のつらい体験から今度こそは正規雇用!と転職エージェントを利用して意気込んでいるけれど、なかなかうまくいかない。


就活ってそういうものなのだと理解はしているけれど、働いていると、もはや面接を受ける時間を捻出するだけで精一杯だ。企業や仕事内容について調べる時間も不十分だと感じる。


そんな状態でしたいかも分からない仕事に応募して、落とされてメンタルダメージ大、みたいなことを繰り返している。まさか29にもなってキャリアはゼロに近い、こんなに宙ぶらりんな生活を送っているとは思わなかった。


そんな時に気を落として何か気分転換になることがしたいと思っても、外に出るのは躊躇われる。だって今東京の感染状況は今最悪で、病床に空きがないから一人暮らしの人間は感染しても家を病床にしろと都知事に言われる始末だ。


私の仕事はどうやらエッセンシャルワークに入るらしく、すでに感染者の出てるオフィスに電車に乗って出社しないといけない。


もしこれで感染、発症した場合、私のこれからの生活はどうなるのだろう。非正規雇用で貯金もないし、仕事は休んだぶんだけ給料が減っていく。そのうえ契約は切られる予定で、就活中。最悪の全部乗せみたいな状況だ。


コロナ禍ではそもそも元から社会的に弱い立場に置かれていた人たちがさらに弱い立場に置かれることになると、何かで読んだ。たしかに私が困っていたのはパンデミックに始まったわけじゃないのだった。


唯一の幸運なことを挙げるとしたらたまたまワクチンを2回接種できたことだろうか。要因は引っ越した先の自治体の動きが早く接種券がきたこと、職場での接種に申し込めたことだ。


エッセンシャルワーカーなのだから早く打てるに越したことないと考える一方で、他の職種のエッセンシャルワーカーたちはまだワクチンを打てていないという話も聞く。一番危険に晒されている人たちを通り越して大企業がワクチンを独占する、あまりにも不公平な分配方法だ。


とはいえワクチンの副反応で数日寝込んだり、就活のストレスもそろそろ限界にきていて、微熱があったりと体調も優れないので家から働けないかと上司に聞くと「他の人も出社しているからあなただけ特別には扱えない」と言われた。


これでもし私が感染していたり、逆に免疫が弱っている状態で感染してしまったら誰が責任をとってくれるんだろう。少なくとも非正規で雇われている会社ではない。どうせ辞めたってかまわないと思い、休むことにした。


おかげで一日家にいる時間ができて、こうしてブログを書いてる。あまりに慌ただしい日常でこうして書くこともままならないのがすごくストレスだ。


ふと気分転換に昔から読んでいるブロガーの転職活動の記事を読んでいたらやっぱり大変そうで、就活を終えた後で「パートナーや親の支えがなかったらどうなっていたか分からない」と書いてあった。


私がまさに今その状態なのだけど、どうなるんだろう。私にも分からない。


(疲れ果ててコメント欄に「あなたは愛されてる」とか「息を深く吸って」とか書いてる系の環境映像を流してる)


ちなみに最近買って一番よかったものはベッドで使うふかふかのブランケットとクッション。


刹那的な安心感を買うしかない時もある。


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