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カナダに来てはじめて面接を受けて来た



前回仕事が見つからない話を書いてたけれど、会社から面接の連絡が来た!!少し前に応募して返事がないから諦めてたのに。


嬉しかった。まず、面接まで進めるのが超うれしかった。しかも、わりとやりたい仕事だったし、自動的な応募ありがとうメールじゃなくて、ちゃんと人が書いたメールだったし。


でもそのメールが来たのは面接の3日前。金曜に連絡が来て、さっそく月曜に面接。とにかくそれからは他のことを一旦置いておいて、3日間面接の練習に集中した。


面接でよく聞かれる質問をネットで検索して紙に書いて、回答を考えて何度も音読したり、レジュメに書いたことを説明できるようにしたりした。何度練習しても不十分な気がして、不安でよく眠れない3日間だった。そんなこんなで今日が当日。


まず、面接の1時間前に会社に着いた(早すぎ)。でもこれで致命的に遅れないことは確定したから、近所のスーパーで時間を潰したり、ノートを見直したりした。そしていよいよ10分前になったから会社に入って、内線で人事に連絡してしばらくすると助手の人が迎えにきてくれた。


案内されたオフィスでそわそわと待っていると、今日私の面接を担当するというマネージャーが現れた。現れた、というか、用事があったのか、待ってる間に何度も私の前を通ってた人だった。なにか一言言ってもよくない?うん、ちょっと感じ悪いかな?


面接はだいたい思ってたようなことが聞かれて、答えは用意してたからほとんど問題なく答えられたのだけど、なんだか手応えのない面接だった。なんでだろう。緊張していたし、もしかしたらアイコンタクトをとることよりも内容を伝えることに気を取られすぎたのかもしれない。


担当者のマネージャーはあまりフレンドリーではなくて、なんとなく「外国人」として見られてる気がして、精神的に少し苦痛というか、気の良くない面接だったのはたしか。正直これで結果がうまくいかなくても、悪いのは私じゃないな、と思った。私はビザにも期限があるしね。


ということで、今日は疲れたから帰りに気に入ってるデリカ屋でミートボールを買った。家に着くとパスタを半分に折って茹でて、ミートボールと混ぜて食べた。


私には完璧主義者的な側面があって、最近ずっと「あれもこれも計画通りに進んでない!あぁー!」と自分を責めていたし、特に最近のコロナウィルスの件で「こんな時に仕事なんて見つからないだろうし、どうしよう?!」と悩みに悩み、沈みまくっていたのだけど、もうなるようにしかならないな、と思うようになった。どれだけ強く願ってても、とくに、ビザばっかりは自分の思うようにはならない。今回のウィルスの件だって、誰が想像しただろう。


面接が終わってニュースを見るとトルドー首相が入国禁止措置を取っていた。カナダ人、永住権取得者、その人たちの家族、アメリカ人(なんで?)、一部の職業の人たち以外はカナダに入れないことになる。


私は今物理的に日本を離れているから実感として日本が実際どういう雰囲気なのかは分からないけど、カナダでは毎日どんどん事が深刻になっていってる。


学校はオンラインに移行、閉鎖してるし、飲食店は営業停止(テイクアウトはOK?)になってる。それに伴って従業員の解雇、解雇まではいかないけどシフトが入らないから生活ができない、とか。


もう、このタイミングにカナダに来たことが正解なのか、正直全く分からない。外国人の私が仕事を見つけやすいのは間違いなく飲食、サービス業なのに、その業界が大打撃を受けていて、新しく人を雇ってる場合じゃないときてる。ほんとに、なんなんだ。


でもひとつわかることは、私がひとりでもがいたってどうにかなる問題じゃないということ。世の中がこんな状態のときに、私が頑張らなかったから○○できなかったとか、自分のせいにしてもしょうがないな、と。


今は本当にどうしようもないから、できるだけお金を使わず、しばらく家にいようかなと思ってる。もちろん履歴書をアップデートするとか、ネットで求人を探すとか、就業に向けて活動は続ける。でも正直今は支援センターに履歴書を見てもらいに行く気にもならないから(まず開いてるかも分からない)、可能なら家にいるのが良いんじゃないかなと。


こんな時に来てしまって...という気持ちや、もっとビザのことについて調べてくるべきだったんじゃないかな、という思いはもちろんあるのだけど、来る前はストレスフルな実家を飛び出すことで精一杯だったんだよね。だから仕方ない。そこはもう自分を許してあげようと思う。来てしまった以上、これからどうするか考えていくしかないから。


これからよく調べる必要があるけど、やっぱり残りたい気持ちしかないから、学生をすることや、それがどうやったら可能になるのかも、代案として考えておいてもいいかもしれない。サリーに言ったら「焦りすぎじゃない?」とアドバイスをくれるかもしれないけれど。


もしかしたら仕事がうまく決まってどうにかなるかもしれないし、そうしたらあの数ヶ月、あんなに悩んでて無駄だったな、と思う時も来るかもしれない。だから、今目の前にある自分の人生をよく生きたいと思う。先のこと、不安ばかりにとらわれすぎずに。


私は今日ほんとうによくやった。おつかれさま。ゆっくり寝ようね、と自分に声をかけてあげたい。

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