top of page

幼なじみと交わらない人生


前回の記事でぼやいてた職場でのトラブルはとりあえず収まり、今の会社で働く最後の月に向かってる。


今日は派遣会社から最後の契約更新の連絡がきた。「次の契約で最後になりますね」って言われて、次の契約書にサインしたら本当に最後なんだと実感した。


実はこれがはじめて仕事を辞めて日本を離れるという実感が湧いた瞬間かも。今まであともう少し、あと2ヶ月、と言いながら働いて、節約してっていう代わり映えしない日々だったから余計にそう思うのかもしれない。とにかくもうこの次に更新がないの、すごく不思議な感じ。


もうすぐまた定収入のない世界に戻る。本当にやっていけるんだろうか、と頼りない貯金額を見て不安になる。


今日はたまたま幼なじみのお母さん、小さいときから知ってるおばちゃんと話す機会があって、幼なじみが結婚するという話を聞いた。私と同じように昔から英語圏に留学するのが夢だった幼なじみ。


私と幼なじみは少し競い合って育ってきたようなところがあって、時期は違えど結局お互い留学を経験して英語を話せるようになり、今はたまたま外資系の会社で働いてる。まぁ、私は派遣だけど。そしてなんでそんなに英語話せるようになることが重要だったか、今は置いておく。とにかく貧乏ななかでお互い切磋琢磨して育ってきたわけ。


そしてもうすぐ私は無職になり、なんの生活基盤もない国にひとりで行く。それで何を目指すって、俳優、映画監督。幼なじみは東京に住み、出張でニューヨークに行くとか、地に足のついた話をする。


こういうとき私ってこれから本当に大丈夫なのかなと少し不安になる。いつもは自分のやりたいことに対してすごく確かなのだけど。


でも正直会社に勤めて、結婚して、子供を持って、、みたいな話がものすごく遠く想像もしないもの、っていうふうに感じる。


同時に貧乏からせっかく頑張ったのに、育った社会階層を抜け出せる機会が目の前にあるのに、こんなことしてて本当にいいんだろうか、と、たぶんここで育ったから考えてしまう自分もいる。


答えはないから出ないけど、お互い思うような人生を送れることを願ってる。

0件のコメント

最新記事

すべて表示

なんでフィクションを書こうと思い始めたか

ツイッターが好きだからです、、、って書きかけて止まった。 でも、本当にそうなのよ。。 私は子供の頃からフィクションが好きで、もちろん自分もそれを生み出せる人になりたいなと思ってはいたけど、いまいちどこから始めたら良いのか分からず、そしてなんやかんやでライターの仕事をぽつぽつ...

Коментарі


bottom of page