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引っ越しその後〜その家なんか、変じゃね?編〜



新しい家に引っ越して約一週間。早速問題が起きました❤︎


なんと、共有のリビングスペースに監視カメラがついていたのです。わーー(ドン引き)


ということで、まだ引っ越して日が浅いのに、また引っ越しすることを決めました。。


〜以下、腹が立ちすぎてうまく説明できない問題の詳細〜


問題は引っ越しの日に起きた。


ベッドを見たら掛け布団がない。ハウスメイトが「あるよ」と言って持ってきたのは彼が今使ってる掛け布団で、それを洗濯機で洗うことになった。


ハウスメイトはその間、どこかに電話をかけだした。ちなみにその掛け布団はUGGのもので、デパートとか、ちょっと価格帯の高いところで売ってる普通のより少し高価なものだ。


そしたら、電話口で「良い方のはお前がとっておけ」みたいな声が聞こえた。電話が終わると「やっぱりこの掛け布団は自分が使う。明日誰かが新しい掛け布団を持ってくる」と言い出した。誰かって誰やねん?!と思いながら、とりあえずその日は自分の持ってる毛布で寝ることになった。


寝る前、リビングに置いてある洗濯機で溜まっていた洗濯物を洗濯しようとしたとき、すぐそばの窓の近くに青く点滅してるものが見えた。カメラだった。

実物です。(現在コンセントは抜いてある)


びっくりしてハウスメイトに「なんであるの?」と聞いたら、防犯のためで、父親につけろと言われたから、と言う。でもカメラは思いっきりリビングのキッチンや廊下のほうを向いていて、肝心の玄関は映らない置き方をしてある。「こんなの泥棒でもなんでも家に入って来られたら遅いでしょ」と言ったら、ハウスメイトはモゴモゴとよく分からない説明をするだけ。


とにかくその時点で不信感を持ったけど、疲れてたから眠ることにした。


朝起きて、久々に静かな環境で眠ったと思ったら、スマホに着信。この家を借りるときにやりとりした日本の女性の声がした。起き抜けの声で電話に出ると「今から家に向かいます」と言われる。当然まだパジャマでベッドの中だったから「え?まだパジャマなんですけど」と答えたら、「大丈夫です」と返ってくる。こっちは全然大丈夫じゃないんですけど...。


その10分後くらいにでかい呼び鈴の音が鳴って、玄関を開けるとその日本の女と、大きくでんぐりした白人の男が現れた。白人男はリビングのイスにどかんと座っって、女性は立ったままだ。


女性にウォルマートで30ドルで売ってそうな掛け布団を渡されて、それから白人男が偉そうに、面接みたいな質問をしてくる。詳しくは思い出せないけど、どこで働いていたとか、血液型は何型だとか、B型は最悪だとか。聞く話によると、どうやらその親父は過去にも日本人女性と結婚していたことがあるらしく、日本のステレオタイプな迷信を信じているよう。


親父、と書いたけど、その親父はもちろんハウスメイトの親父だ。で、今家に一緒に来ている日本人女性はというと、「パートナーみたいなもの」と説明された。正直ビジネスパートナーなのか、プライベートでのパートナーなのかよく分からなかったけど、どうでもいいから聞かないことにした。


話してるうちに親父は「うちの息子が光熱費とか全部払ってること覚えておけよ」とか「息子の洗濯物、洗濯してやってくれ」みたいなことを言い出す。吐きそうだったけど、親父が明らかにおかしい奴ってことがわかってたからヘラヘラと愛想よく接してしまった。


すると急に監視カメラの話をしはじめた。


「息子から聞いたけど監視カメラについて『遅いでしょ』って、どういう意味だ」とか。話の文脈がよくわかってないのに私が昨日口にした単語をそのまま発してる様子から、ああ、聞いてたんだな、と直感的に思った。昨日のハウスメイトのカメラの前での不自然で居心地の悪そうな態度を思い出して、それに納得がいった気がした。


とにかくなんのために設置してあるのかを聞くと、「息子の前の彼女が別れた後に家に来てものを盗んだから設置した。ずっと前の話だ」と言う。


でもやっぱり書いてみてわかるけど、それでカメラを設置してどうなるわけ?


そしたら「うちの家にもカメラは設置してる」といってスマホで他の監視カメラの映像を見せてきて「こいつらは今〇〇に住んでるスウェーデン人だ」とか言って、映像に写ってる人たちを説明しはじめた。ここで私、寒気。


「息子はカメラの映像をほとんど見てない」とあたかもハウスメイトが管理してるかのように言ってたけど、見てるのはお前だろ、と確信。


そして奴らが帰ったあと、猛烈な怒りが湧いてきた。なんで、私が奴らの機嫌をとったり、上から目線で面接をされないといけなかったのか。しかも肝心の息子、ハウスメイトは部屋から出て来なかった。はい?


とにかく腹が立ったし、まず、その親父のコントロールフリークぶりを見るあまり、自分の部屋にも隠しカメラがあるんじゃないかと考え出して、そわそわ落ち着かない。


次の日、バスルームがマリファナ臭いことに気がつく。ハウスメイトに「吸ったでしょ」と聞いたら、明らかに焦った様子で「吸ってない」と不自然なくらい大きな声で答えて、アイコンタクトで今聞かないでくれ、みないな合図を送ってくる。他に誰も家にいないはずなのに。


次の日、バスルームの前を通ると、電気もつけずに暗がりの、ドアの後ろの死角でマリファナを吸ってるハウスメイトを発見。自分の部屋があるのに、なんでそんなところに隠れて吸ってるのか、理解不能。それに換気扇も回してない。それで、あ、他にもカメラがあるんだ、と気がつく。


という感じで長くなりそうだからここまでにするけど、自分の基準でアウトなことがすでに多発。もうたとえ監視カメラがなかったとしても、変な親父がまたいつ来るかも分からないし、ハウスメイトもとにかく信頼できない。


そんな場所にいるのは精神的に落ち着かないから、引っ越すことを決めた。正直つらいというより、すごくめんどくさい。せっかくやっと落ち着ける家を見つけたと思ったのに...。


今の家は新しくて綺麗だし、シャワーも取り外せるし、熱いお湯が出るし、設備に関しての不満はほとんどない。家電製品もほとんど新品で洗濯機がカビ臭いとかもないし、家賃も安くて、職場も近い。でも、ハウスメイトがあまりに頻繁にマリファナを吸って臭いのと、ハウスメイトの親が変すぎるのとで、もう出て行きたい。なんでこんなうまくいかないんだろうと本当に落ち込む。


今月の家賃はもう払ってしまったから、来月には引っ越そうかと考えてる。


明日はいよいよ仕事の契約書を交わす日。

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