実家からの帰還

たった1週間の帰省の間に、ものすごく肌寒くなったように感じる！関西と東京、そんなに気温は違わないはずなのだけど。実家で一年中出しっ放しの羽毛布団と毛布で寝てたから気付かなかったみたいだ。今は新幹線の時間に合わせてバタバタ起きてそのまま放置だったタオルケットに包まってる。寒くてしかたがない。明日には毛布を出さないと。

久しぶりの実家、というか10ヶ月ぶりくらいでそんなに変わったことはなかったんだけど、今回は今まで帰省しても連絡を取ってなかった幼なじみや高校の友達に連絡して遊んだのが大きな出来事だったと思う。あとブックオフとかセカンドストリートで服やアクセサリーをディグったり、大型アウトレットで3年ぶりくらいに新しいスニーカーを買ったり、ドンキで水原希子ちゃんプロデュースグッズを探したりした。

東京で服とかアクセサリーみたいな身につけるものは最近ほとんど買わないからいい買い物をしたと思う！アウトレットではサイズが合えばラッキーなコーナーで15000円の靴を3000円くらいで買ったりした。久々の買い物！

なによりも重要なのは霜降り肉のあの子、サリーとしようか、の結婚式に行ってきた。そのことについてはまた書くね。

とりあえず実家に帰って一番今までと違ったことは、そこで私がどれだけ鬱屈しようがいつも希望のように存在してくれていたジョンヒョンはもういないということだった。どれだけ予定を入れて忙しく家を出るようにしていてもそのことがあまりにも受け入れられなくて毎晩泣いた。そうじゃなくても元から実家にいるだけでどんどん憂鬱になっていくから、やっぱりできるだけ帰らなくていいようにしたいと思った。

心が弱ってるのか、ガツガツ生きて映画撮って出て釜山映画祭に行ってアカデミーにも行ってやる…！みたいなときもあれば、このままもう全部どうでもいいから消えてしまいたいみたいなときがあって、今日がそれだった。東京に向かう電車に乗りながら、別にこのまま消えてもかまわないなと思ったりした。

そんなのでも結局東京の今住んでる駅に着いたとき、自分の部屋に帰ってきたときすごくほっとした。やっぱりどんなに狭くても私の好きなものばかりが並ぶ私だけの家だった。

(結婚式の引き出物のパイ)

それにしても実家から東京の家に帰って感じるのは水の違い！おそらく硬さが全然違って、実家の水のほうが柔らかくて肌の調子もすこぶるよくなる。私の手は最近洗いすぎでずっと荒れてるんだけど、京都にいる間少しマシになってて、ほんとの話、東京の家に帰ってきて手を洗った瞬間急にささくれてすごい荒れた。え、ここのアパートの水がおかしいとかじゃないよね…？

地元で昔から知ってる友達と遊ぶのは楽しかったけど、やっぱり自分が住みたい場所は違うところにあるように思った。ここに昔からの友達も一緒にいたらいいのにと思ったりした。でも私が生まれ育った場所を離れようとする限り、それが実現することはないのかもしれない。それならいろんな場所に自分だけの家があるといいなと思いながら、数日ぶりに自分の家のベッドに横になった。いつもなら慣れすぎてて気付かない、お気に入りのせっけんみたいな柔軟剤の匂いがした。