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秋の訪れと若草物語はじめ



急に秋が来たので、クローゼットの中から長袖の服を引っ張り出して着た。心地いい気温だけど季節の変わり目のせいか、気圧のせいか、最近ずっと頭痛がする。


今日から『若草物語』を読みはじめた。アメリカの映画や文学作品など色んなところで引用されている超有名な作品だけど、私は今まで一度もちゃんと読んだことがなかった。そういえばジュディも『若草物語』を当たり前のように読んでる女の子たちに囲まれて、話についていけるようにひとりでこそっと読んでたよね!それに『レディバード』のグレタ・ガーウィグ監督で再映画化が決まったらしいし、読むならきっと今だ!


物語は4人姉妹がわちゃわちゃとしているところから始まるのだけど、まず登場人物の名前が覚えるのが苦手な私は誰が誰なのか全然覚えられない。まじでどうしようか、やっぱり映画を観てからのほうが読みやすいのかな…と思っていたらオルコット(作者)が突然「さあ読者の皆さん、この4人がどんな娘たちなのか説明しましょう!」っていきなり話しかけてくるからめちゃくちゃびっくりした。

1800年代に生きてた人といきなり会話できるんだから古典小説って本当にすごい。ちょっとしたタイムマシーンみたいだ。


『若草物語』はこのあいだ渋谷の丸善で買ったのだけど、買うまでかなり悩んだ。古典作品はやっぱり読む前にどこか構えてしまうところがあるし、とにかく自分が読みやすいものを手に入れようとネットで検索してみても種類が多すぎてわからない。『若草物語』って子供向けのものから大人向けのものまで山ほど種類があって、調べれば調べるほど3部作であるとか新しい情報が出てくるし、何を読めば正解なのか謎は深まるばかりだった。


なのでとりあえず翻訳小説の取り扱いが豊富な渋谷の丸善に行くことにした。あそこは大規模なのに全部がワンフロアに収まっているから本を探しやすいし、好きな本屋さんだ。 私はとにかく出版社ごと順番に全ての『若草物語』をみていった。そして悩んだ結果いちばん訳が新しくて、文字が大きく読みやすそうな光文社の『若草物語』を買うことにした。なんせ貴重な新刊を買う機会だ。私は本屋に2時間くらいいたし、超真剣だった。

そして今のところ話についていけてるし、文字も大きくて読みやすいと思う。


つづく


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