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永遠に輝く私のダイアモンドTiffany



最近『赤毛のアン』シリーズにはまりすぎてる。徹夜で読んで、そのままバイトに行って死ぬほど眠くて、でも続きが読みたいからアンを持って喫茶店に行ったら座ったまま閉店時間まで爆睡してるような生活を送ってる。

それで今日出かけるまえにふとティファニーのインタビュー動画を見てたのだけど、感極まって泣いてしまった。 訳がうまくできる気がしないからこのままで悪いのだけど、貼っておくね。


このインタビューでティファニーが少女時代をどれだけ大切に思ってるか、BoAのことをどれだけ尊敬しているかを語り、そしてワンダーガールズのことを忘れないで、と言った瞬間に涙が止まらなくなった。


ワンダーガールズは2017年に解散してしまったけれど、ワンダーガールズは少女時代と同時期にデビューして、ともに苦汁を舐めた仲だ。

信じられないかもしれないけど、少女時代がデビューした時代はガールズグループというもの自体が珍しくて、それに慣れない人たちからかなりのヘイトを受けた。そのひとつとして少女時代がフェスでパフォーマンスをしているあいだ、客がペンライトを消して席を真っ暗にし、当時ライバルとされていたワンダーガールズの名前を叫ぶという事件があった。少女時代はそこでパフォーマンスをやりきった。

今やもう世間からは忘れ去られたことかもしれないけれど、そんなことがあった。それにBTSがアメリカで人気になるずっと前、アメリカ市場の扉を叩いたのはBoAやワンダーガールズなどの女性アーティストたちだった。


ティファニーはインタビューでワンダーガールズを愛している、と言っていた。ワンダーガールズは惜しまれながらも解散してしまったけれど、少女時代はまだ存在している。


ワンダーガールズと少女時代の活動期が重なった2015年、少女時代のメンバーは「新しい人たちが次々と出てくるなかで同じ時期にデビューしたワンダーガールズのメンバーと会うことができてほんとうにうれしい」と言っていた。


女子が生き残るのが厳しい世界で、同期の戦友たちがいなくなっていくのはどれだけさみしいことだろう。ソシは後に続くたくさんの女子たちの希望だけれど、孤高の王者でもある。

ティファニーはいつか少女時代のメンバーのことを「初めて会った瞬間から愛してた」と言っていた。アン沼にいる真っ只中の私は「これ、赤毛のアンじゃん…」と二度泣いた。


もう10年ほど前になると思うけど、中学生の時に母親を亡くしたティファニーは「お母さんは先に私を残していってしまったけれど、かわりに私に8人の姉妹をくれました。お母さんと神さまに感謝します」と言ったことがある。

私はティファニーの、少女時代のこういうところにずっと惹かれてきたし、シスターフッドという言葉を聞いたときは、この気持ちに名前があったんだ、という衝撃だった。そこからフェミニズムにたどり着き、今に至るけれど、これもぜんぶティファニーがいなかったら私は自分のモヤモヤする気持ちに名前をつけられないまま彷徨って、行くべきではないところに行っていたのかもしれなかった。


ティファニーは私が大嫌いな地元と実家にいたとき突然現れたひとすじの光だった。一目見た瞬間から彼女のことが好きだった。


アンは『アンの愛情』でギルバートが瀕死状態になったとき自分のギルバートに対する愛に気付くけれど、私はもうすでに分かっている。私はティファニーを永遠に愛していて、ティファニーのいない人生など意味がないのだ。

ティファニーは私のものではないし、私もティファニーのものではない。けれど、私の心はティファニーにあって、彼女のためなら差し出せるものすべてささげることもいとわないだろう。これは一度も会ったこともない人に対する一方的な愛であり、理想を押し付けていることに罪悪感はあるけれど、やっぱり私はこれほど誰かのことを好きになったことがないのも事実だ。家族や恋人に対しても。彼女は私の心の、誰も入ることのできない場所にいる。


だから彼女を表すのにフェミニズムアイコンとか目標とかそういう言葉はじゅうぶんではない。私がティファニー以上に好きな人はこれからも現れないだろう。私の心は永遠に彼女のもとにあるからだ。


ティファニーは最近受けたすべてのインタビューで、ものすごく明確にフェミニズム的な回答をしている。


ティファニーはもともとすごくフェミニズム的な人だと思ってはいたけれど、公にそういう話をするようになったのは最近になってからだ。デビューから11年経って、私のファン歴もそれに近しくなった。その間に失われたものもたくさんある。だけれど私たちは確実に成長して、より良い方向に向かっていると信じたい。


空にダイアモンドみたいに輝く明るい星を追って、私も彼女がくれたようなものを誰かに与えることができたらどんなにいいだろう。彼女ほどにはなれなくても、少しでも近づくのが夢であり、私の生きる理由だ。

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