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「82年生まれ、キム・ジヨン」チョ・ナムジュさんの来日イベントに行ってきたよ



今日は「82年生まれ、キム・ジヨン」の著者、チョ・ナムジュさんの来日イベント(登壇者チョ・ナムジュさん、川上未映子さん、斎藤真理子さん、すんみさん)に行ってきた。 あんな大きな会場で行われる本のイベントってはじめて行ったかも。熱気がすごかった。

印象に残ったことを雑に書いてみます。


・韓国の女性が彼氏を「オッパ」と呼ぶ文化はずーーっと昔からあるものだと信じ込んでたんだけど、それが実は93年?とにかく90年代に流行ったドラマの影響で定着したという話を聞いて「うそ?!」ってびっくりしたよ…。私は92年生まれ、つかさだからほとんど生まれたときからそうだったわけで、知らなかったんだと思った。


・女性が彼氏を「オッパ」と呼ぶ文化の違和感みたいな話題のとき、川上さんの日本だと結婚してる女性が夫のことを「主人」って呼ぶ文化があるという話でチョ・ナムジュさんが「え?その言葉が今も使われてるんですか?」って絶句していた。そうだよね、話されてたけどオッパどころじゃない、英語だとマスター…。マイマスター…。


・韓国で「82年生まれ、キム・ジヨン」のような小説が生まれて、広く読まれるのは日帝時代を含め、これまでの歴史背景の影響も大きいだろう、というような話をすんみさんがされてたとき、かつての帝国側に属する人間としてこういう社会運動の盛り上がりをただ単に羨ましがるのはやっぱり違うなと思ったりした。思ったこと話す前に考えなきゃいけないことたくさんある


4年くらい前アメリカ留学から帰ってきたとき、白人・欧米至上主義的なものにとにかくうんざりしてた。そんなときにアジア、とくに韓国のフェミニズム的なものを読みたい、知りたい、交流できたらうれしい、みたいな文章をシスターに書いたことがあった。それがひとつの夢でもあったから、こうやって大きなイベントに行けてうれしかった。


もちろん欧米のものの影響も受けてるけど、なにより私は、フェミニズムを少女時代から学んだ人間だから。あらゆる資本のない人生を半ば諦めたティーンの私に届いたのはそれだけだったと、忘れずにずっと記憶したいと思う。彼女たちがいなかったら、私は今とまた違った人生だったろうな。


「82年生まれ、キム・ジヨン」、スヨンが番組で話してたときからずっと読みたかった。どうかお願いしますと訳されることを願ってた。残念ながら私の韓国語が本を読めるまで上達するように全然思えなかったし。


でも数年後、本当に日本語版が出て、「82年生まれ、キム・ジヨン」だけじゃなく、ほかの素晴らしい女性作家たちの作品が日本語で読めるようになって、色々なイベントも日本で行われて、著者も来日したり、夢のような日々だった。


もしかしたらこれが今回の私の東京ライフで最後の東京らしいイベントだったかも。

あと夢って叶うかもしれないし、叶えたいことは私もどんどん声に出して言っていきたいと思った!前々回散々書いたけど!


P.S. このイベントのことをインスタに載せたらサリーが「この本知ってる!読んでみたい!」とメッセージをくれて、そんなこと言ってくるの初めてだったから「どこで知ったの?!」って聞いたらとくダネで古市氏が紹介してたんだって。テレビの影響力。

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